スマホのバッテリー切れを防ぐために省電力設定を使えば、多少、バッテリーの減りを遅くすることはできますが、それも限界はあります。スマホを使っていれば、通信したりアプリを使ったり、少しずつ確実にバッテリーの残量は減っていきます。バッテリー容量の少ない3年前のスマホとなれば問題外。
出張や旅行など、スマホの利用がいつもより長時間になる場合は、短時間でバッテリー切れを起こしてしまう可能性が高くなる。バッテリー消費電力節約のためにスマホを使わないようにすればいいですが、そうもいきません。
そこで、試してほしいのが、電池パックやモバイルバッテリーといった予備電池を携帯すること。別途購入することになりますが、通販や家電量販店にあるモバイルバッテリーがよく使われています。
大手の家電量販店に行けば、これでもかっ!というくらいの種類が販売されています。それだけ、バッテリー切れに悩まされている人が多いのではないでしょうか。費用も多種多様で、1000円前後とお手軽に購入できるものも多いです。わずかな出費でバッテリー切れの悩みから解放される事が多いです。
バッテリー切れの悩みから解放されるアイテムとして、モバイルバッテリー以外に電池パックを一つ用意する手もあります。どちらを選ぶか、それぞれメリット・デメリットがあるので検証していきます。
電池パック交換の用意
スマホに内蔵されている電池パックと同じものをもう一つ購入し、電池切れの際に入れ替える方法。入れ替えるだけで、フル充電状態になるので手っ取り早い。ただ、スマホの電源を一度切る必要があるため、カバーを外す手間が生じてしまいます。
スマホによっては、電池パックの交換ができないモデルも存在するので注意が必要。また、いつも使用する電池パックを含めて2個の電池パックを充電しておく必要があるので面倒といば面倒。使用しているスマホ専用の電池パックは機種変更してしまうと使えなくなる点にも注意。
どこでも使えてオススメなのモバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、充電用のUSB端子を備えた外付けとなるバッテリー。USB端子に繋ぎさえすれば、どこでも充電可能。スマホ本体の電源を切る必要もないでの、通話中や通信中に突然バッテリー切れの警告が表示されてもすぐに対応できます。また、USB端子につながるスマホ以外の機器にも充電できるので使い勝手は◎。
モバイルバッテリーはスマホに繋ぐだけ
モバイルバッテリーの使い方は超簡単。あらかじめ充電しておいたモバイルバッテリーのUSB端子と、スマホ側の充電端子をケーブルで接続し、モバイルバッテリーの電源を入れるだけ。あとは勝手に充電が始まるので完了するまで、モバイルバッテリーとスマホを接続したまま放置。
モバイルバッテリー選びの注目点
いろいろな種類が発売されていますが、モバイルバッテリーを選ぶときには、
@ 容量
A 最大出力
B 重量
C サイズ
D 充電端子の数
の5つに注目。
特に注目すべきは容量と最大出力。容量はスマホを何回充電できるかの目安となる重要な数字。スマホによって異なりますが、内蔵されている容量は1500〜2600mAhあたりが主流です。容量をすべて充電に使えるとは限らないので、1日1回フル充電するには2800mAh以上の容量が目安となります。
複数回にわたる充電や、ほかの機器も充電するのであれば、容量の大きいモバイルバッテリーを選ぶ必要があります。
充電時間を短くしたい
大容量になればサイズも大きくなり重量も重くなってしまう。大容量になればなるほどモバイルバッテリーを充電する時間が長くなるというデメリットも。
約10000mAhの大容量では、スマホを4回程度充電できますが、モバイルバッテリー自体の充電時間がACアダプターでも約9時間かかってしまう。1週間に1〜2度充電する使い方であれば、このような大容量でも問題ありませんが、毎日充電するならば、スマホの充電回数1〜2回のほうが使い勝手は断然いいでしょう。バッテリー切れがたまに起こるのであれば、いつでも持ち出せる小型のモバイルバッテリーがいいですね。
さらに注目すべき点。電流の最大出力は、スマホの充電時間に影響します。最大出力が大きいと、充電時間は短くなります。出力2.1Aのモバイルバッテリーを使えば、出力500mAの約4分の1の時間で充電できるのでイライラもなくなるでしょう。
2台同時に充電したい場合は、出力用のUSB端子を複数備えたモバイルバッテリーが便利。充電用のケーブルやACアダプターの付属品にも注目したほうがいいですね。
スペック容量と実容量
モバイルバッテリーを使う上で問題となってくるのが、スペックで表記されている容量と、実際に使える容量との差。実は、スペック表記の容量と実容量は大きく異なります。セル(バッテリーに内蔵されている電池)から電気を送り出すときに電圧を上げる必要があり、この時点で電気のロスが生じてしまう。品質の低いセルが使用されていたり、基盤に問題があったりすると、電気の消費が大きくなり実容量は低下します。
スペックに表記されている容量に対して実容量は、だいたい平均して65%。思った以上に少ないイメージがあると思われます。一例として、人気の高いモバイルバッテリー「ANKER Astro3」は、実容量平均を大きく上回る70%。電流量を自動的に調整してくれる機能もあり給電の効率がいいタイプ。ANKER製やcheero製はだいたい実容量が65%あたりなので、人気の高い理由の一つですね。
これでは、海外製の方が優れているのでは?と思ってしまいがちですが、国内製は安定性がいいとの評判。フル充電から使い切るまで一定の電流が流れ続けているという点です。これに対し、低価格のモバイルバッテリーには500mAくらいの変動があったり、バッテリー残量が減るにつれ電流が減っていくこともあると言われています。安定した給電を求められるiPadなどでは、充電が遅くなったり、充電が一時中断したりすることもあるそうです。
安定性と容量、どちらを重視するかによって、どのようなモバイルバッテリーを選ぶのか、いろいろなタイプのモバイルバッテリーから選ぶ基準の1つだけでも持っていれば、いざ購入する際には選びやすくなると思います。
電池パックのメリット・デメリット まとめ
★コンパクトで持ち運びに優れている
★その場で充電する必要がない
★交換後、すぐにスマホが使える
×スマホによっては交換不可
×スマホの電源を切る必要がある
×ほかのスマホでは使えない
モバイルバッテリーのメリット・デメリット まとめ
★スマホに限らずタブレットやゲーム機に使える
★通信・通話しながら充電できる
×充電が終わるまで繋ぎっぱなし
×大容量なほど重い
1,000円以下モデル
ELECOM DE-U01L-1810 | ELECOM DE-M01L-0810 |
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1,800mAh | 2,200mAh |
★★★☆☆ | ★★★★☆ |
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1,500円以下モデル
ANKER Astro mini | Panasonic QE-PL102 |
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3,000mAh | 2,700mAh |
★★★★★ | ★★★★☆ |
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2,000円以下モデル
BUFFALO BSMPB03 | cheero Stick | ELEC-STYLE | Panasonic QE-QL104 |
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2,600mAh | 2,600mAh | 5,000mAh | 2,420mAh |
★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
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Panasonic QE-QL105 | SONY CP-V3 | ELECOM DE-M01L-5220 |
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2,900mAh | 2,800mAh | 5,200mAh |
★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
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2,500円以下モデル
SONY CP-V4 | Panasonic QE-QL202 | ANKER Astro M1 |
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3,800mAh | 5,800mAh | 5,200mAh |
★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
デザインがかっこいい薄型タイプ SONY CP-V4 詳細記事はこちら | 急速充電・おくだけ充電対応 Panasonic QE-QL202 詳細記事はこちら | コストパフォーマンス優秀 ANKER Astro M1 詳細記事はこちら |
3,000円以下モデル
cheero Power Plus 2 mini | maxell MPC-RAC2500 | ANKER Astro M2 | ANKER Astro E3 | GSK |
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6,000mAh | 2,500mAh | 7,800mAh | 10,000mAh | 12,000mAh |
★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
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3,500円以下モデル
cheero Power Plus 2 | ANKER Astro M3 |
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10,400mAh | 13,000mAh |
★★★★★ | ★★★★☆ |
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4,000円以下モデル
ANKER Astro3 | cheero Power Plus ダンボー | JVC ZM-MB520 |
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12,000mAh | 10,400mAh | 5,200mAh |
★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
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4,000円以上モデル
BUFFALO BSMPB06 | Panasonic QE-PL302 | mophie powerstation 4000 | mophie powerstation mini |
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5,200mAh | 8,700mAh | 4,000mAh | 2,500mAh |
★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
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